ふと空を見上げるとオリオン座が輝いていた。
冬だね。
…まぁ冬の星座オリオン座以外、あまり分からんのだけども(^_^;)
まぁいいじゃん、この際、そんな細かい事は。
俺はオリオン座が結構好きだ。
冬、部活帰りにチャリで走りながら見たオリオン座。。。
白い吐息にぼやけて映るオリオン座。。。
眠れない夜、タバコを吸いながら、見えたオリオン座。。。
満月の光にも負けず光り続けるオリオン座。。。
昔のひとは星ひとつひとつに物語を作った。
ステキな想像力だなぁ
オリオン座の神話には諸説あるという。
が、中でもロマンティックなものをご紹介
現在では処女の神として知られる狩猟の神、月の神アルテミスには愛する男性がいた。
その名をオリオンという。
オリオンは陸と海を自由に歩き、ギリシャでは知らぬもののないほどの狩人であった。
狩猟の神とギリシャ随一の狩人オリオン。
二人は次第に親密となっていった。。。
しかしそれを良く想わないものがいた。
アルテミスの兄アポロンである。
アポロンは粗暴なオリオンを嫌い、二人の仲を認めようとはしなかった。
ある日アポロンはさそりに追われた。
逃げる途中海面から顔だけを出したオリオンを見かけたアポロンはアルテミスに向かいこう言う。
「アルテミスよ。あの海面に浮かぶ丸太を射止めることが出来るか?」
それがオリオンとは知らず、アルテミスは
「私は狩猟の神。そんなことは造作もない。」
そういうといとも簡単にその丸太を射止めた。
後日、浜に上がったオリオンを見て自分の矢が刺さって死んだことを知ったアルテミスは、月を照らすことも忘れたという。
その後、父ゼウスにオリオンを空に上げるよう頼んだアルテミスは、自分が月に行く道すがらオリオンを見つめるのだそうだ。
あなたも日常の忙しさを忘れて、たまには夜空を見上げてごらん。
星に物語があるように、あなたにも物語がある。
きっと輝く星たちが、オリオンがアルテミスを照らすのと同じように君を照らしてくれる。
あなたのそばで光を与えてくれる人がいるはず。。。
俺は欲張りだから、照らされるだけじゃ満足できない。
だからきっといつかあの星を掴んでみせる。。。
オリオンのようなでっけぇ星を。
…そんなことを想った師走の夜。
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